のべ約21万人が視聴!初の完全オンライン開催 「東京国際プロジェクションマッピングアワード Vol.5」

2020/11/17

 東京国際プロジェクションマッピングアワード実行委員会(企画/制作:株式会社IMAGICA EEX株式会社ピクス 以下、実行委員会)は、去る11月14日(土)に東京ビッグサイトにて『東京国際プロジェクションマッピングアワードVol.5(以下、PM Award Vol.5)』を、初となる無観客オンラインライブ配信で開催し、国内外のファイナリスト10チームの作品上映会と表彰式を実施しました。 PM Award Vol.5では、ドローンやバーチャル空間CGなどを使ったマルチアングル配信、リアクションスタンプ機能、視聴者投票システムなど様々な体験型の企画を実施し、過去最高となる、のべ約21万人が視聴しました。

オンライン開催 プロジェクションマッピングアワード

 東京国際プロジェクションマッピングアワードは 、毎年東京ビッグサイトを舞台に開催されている 学生・若手映像クリエイターの発掘を目的とした国際的な日本最大級のプロジェクションマッピングのコンテストです。

5回目を迎える本年は、「CONNECT with」を作品制作テーマに設定。コロナ感染症対策を考慮し、初めての完全無観客オンライン開催となりました。公式サイト内の特設ページ、YouTube、Twitter(Periscope)で配信され、合計214,724人の方に視聴されました。

参加者の多くは、4ヶ月間にもおよぶ制作期間の多くをリモート作業でおこない、メンバーによっては、就職活動と並行して制作をすすめるなど、厳しい環境にも関わらず、各チームともファイナリストに相応しい作品を作り上げました。学生部門では、最優秀賞に、作品名:「共存」 チーム名: FOREST(日本電子専門学校)が選ばれ、新設されたU-25 部門の最優秀賞には、作品名:「Mirror」 チーム名: Harada:Labが選ばれました。その他の受賞作品、受賞コメント、審査員総評等は別紙の通りです。

また、オンライン開催にあたって、実行委員会を構成する株式会社IMAGICA EEXと株式会社ピクスのクリエイティブ演出のノウハウと最新テクノロジーを駆使し、オンラインで視聴している方が楽しめる新しい試みも実施しました。実施した企画は、メイン、ドローン、バーチャルから3つの視点を選択できる『マルチアングル配信』、視聴者が会場にリアルタイムに気持ちを届ける『リアクションスタンプ』そして、視聴者が審査に参加できる『視聴者投票システム』などとなります。

イベント終盤には、プロジェクションマッピングと花火と音楽、東京ベイエリアならではの景観が融合した幻想的なフィナーレショーを行い、ファイナリストの健闘を称え、コロナ収束を願い、イベントを締めくくりました。 実行委員会では、今後も映像テクノロジーの人材育成に寄与すると同時に、臨場感のある体験型オンライン配信に挑戦していくことにより、ニューノーマル時代の人材育成と街の発展に貢献していきたいと思います。


東京国際プロジェクションマッピングアワードVol.5 結果発表


1.受賞作品
【学生部門】
最優秀賞  日本電子専門学校 チーム名: FOREST  作品名:「共存」
受賞コメント: 東京ビッグサイトの大画面で改めて自分たちの作品を見たときに、イメージや色味が違ったり、映像が早くみえたり、落ちてくる玉の演出も少なくみえていたりと本番環境とのギャップに反省する箇所もありましたが、本当に嬉しいです。全てのチームメンバーがすごい働きをしてくれ、素晴らしい作品を作れて幸せです。

優秀賞 Royal College of Art(イギリス) チーム名: 34 White City 作品名:「Narstalgia」
受賞コメント: 受賞できたことも嬉しかったのですが、何よりコロナ禍でのイベント運営そのものにも感動しました。
会場にいくことは叶いませんでしたが、実際に会場にいたような気持ちになれたのでオンラインでの参加でも充分に楽しむことができました。ありがとうございました。

優秀賞 城西国際大学 チーム名: TEAM KIOI 作品名:「Shape Of Sounds〜音の可視化〜」
受賞コメント: この度はとても光栄に思っております。半年間リモートで制作していくなかで完成した映像を、このビッグサイトに投影していただいただけで感無量です。いろんな人が協力してくれて、来場できなかったメンバーにも、投票してくれた人にも改めて御礼申し上げます。

【U-25部門】
最優秀賞 チーム名: Harada:Lab  作品名:「Mirror」
受賞コメント: このような機会を設けていただき有難うございます。今年からU-25部門が新設され、2回目の挑戦が実現し、最後のチャンスだと思って参加しました。このメンバーで最後まで創り上げる事ができて本当に良かったです。チームメンバーはもう壁を超えて家族のような存在です。

審査員特別賞 チーム名: ATTO(カナダ) 作品名:「Fraektəl」
受賞コメント: まずここにこういった形で参加できたことがとても嬉しいです。心からお礼を申し上げます。新型コロナウイルスとの戦いが共存から収束に向かったときに、いつかかならず日本に行ってこの喜びを皆さんとシェアしたいです。

2.審査員総評
審査員 森内大輔氏(NHK/デザイナー・プロデューサー)
審査が例年にもましてかなり時間を要してしまったように、甲乙つけがたい素晴らしい拮抗した内容でした。このような素敵なクリエイティブを作られたことに敬意を評します。コロナ禍にも関わらず、このように作品を仕上げられるということは数年前には考えられませんでしたが、昨今のテクノロジーの進化と皆さんの感性があってこそ為し得た成果だと思います。
今回のテーマ「CONNECT with」について、皆さんが何とつながるかを改めて考えてみました。皆さんの作品、どれもキラキラした良いところがありました。デザイン力、演出力、ストーリーの面白さ、音楽とのマッチング、それぞれの作品にそれぞれの特長がでていました。この会場で上映を見ながら自分のチーム、他のチーム、それぞれにいいところを見出したと思います。是非、今日この会場に集まったことを機会に少しソーシャルディスタンスをとりながらも、新たな仲間とも繋がって、新しいモノづくりをしてほしいなと思います。
また、運営の方もリアルとバーチャルを融合した新しい取り組みを今回はすごく工夫されていました。今後は更に最新の配信技術を融合させ、更に進化したイベントも見てみたいなと思いました。これは僕のアイディアですが、それぞれの代表があつまったオールスターによるコンテンツがこの会場で見ることができるとしたら、アワードの発展にもつながってとても楽しいかもしれませんね。

3.実行委員会コメント
実行委員会 委員長 早川正祐(株式会社IMAGICA EEX 取締役COO)
受賞の皆様おめでとうございます。受賞に至らなかったチームの方も既に多くの応募の中から勝ち抜いて、作品を完成させこの舞台に立っていますので、ファイナリストとしてここにいること自体が素晴らしい成果だったと思います。  今世界はコロナに立ち向かっている状態です。こんなときだからこそ、私たちは1つ1つ目の前のやるべきことをやっていくべきかと思います。今後も皆さまと一緒に、このプロジェクションマッピングのような映像テクノロジーを活用した体験型の新しいエンターテインメント創出を続け、コロナに負けない心が豊かになる新しい社会を作っていきたいと考えております。ありがとうございました。

4.開催概要
有明・冬フェス2020 東京国際プロジェクションマッピングアワード 開催概要
主催: 株式会社東京ビッグサイト、東京国際プロジェクションマッピングアワード実⾏委員会
特別協力: 東京都港湾局

東京国際プロジェクションマッピング アワード Vol.5 開催概要
主催: 東京国際プロジェクションマッピングアワード実行委員会
共催: 一般社団法人東京臨海副都心まちづくり協議会
特別協賛: 株式会社東京ビッグサイト、株式会社IMAGICA GROUP、パナソニック株式会社、パナソニック システムソリューションズ ジャパン株式会社
日時: 2020年11月14日(土)  18:00-20:30
会場: 無観客オンライン配信 ※無観客開催
テーマ:「CONNECT with」
賞金: 総額100万円
MC: ハリー杉山
審査員: 川本康、森内大輔、橋本大佑 シシヤマザキ

後援: 経済産業省、東京都港湾局、江東区、日本科学未来館、TCVB(公益財団法人東京観光財団)、CG-ARTS(公益財団法人画像情報教育振興協会)、VIPO(特定非営利活動法人映像産業振興機構)、DCAJ(一般財団法人デジタルコンテンツ協会)
メディアパートナー: CGWORLD、登竜門、MAXON Computer、東京お台場.net
特別協力: りんかい線
協力: 株式会社Box Japan、株式会社ワコム、株式会社フジテレビジョン、アクアシティお台場、
ヴィーナスフォート、グランドニッコー東京台場、MEGAWEB、東京ベイコート倶楽部ホテル&スパリゾート、
ホテルトラスティ東京ベイサイド、東京ベイ・クルーズレストランシンフォニー、Kawasaki Robostage、
有明ガーデン
企画/制作: 株式会社ピクス、株式会社IMAGICA EEX

以上

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