2017年12月16日に開催する「有明・冬フェス2017 東京国際プロジェクションマッピングアワード Vol.2」のノミネート全11作品の紹介です。
01.千葉大学(チーム名:西千葉Lab)
代表者:伊集千夏
メンバー:中野 真人、竪山 裕文、大高 理穂子
▼チームプロフィール▼
情報学科、デザイン学科、生物学科という違うバックグランドを持った学生3人が集まれば面白いものができるんじゃないか!
という思いで集まったほぼ初対面の私たち。
爆発的な好奇心とガッツで作り上げた作品を千葉大学の最寄駅、西千葉から世界へ発信する。
作品名:カレーどろぼう
▼作品紹介▼
まだまだ遊び足りない女の子が、不思議な夢の中でぼうけんする。
そんな子供がクレヨンでお絵かき帳にえがいた絵本の世界のような元気でたのしい作品である。
小さな女の子が、自分の好奇心のままに夢の中で遊ぶ様を表現した。
きっと誰もが一度は行ったことのある、夢の中の不思議な世界に女の子メアリと共に飛び込んで観客の皆様とともに冒険しよう。
少しビッグサイトから離れ、どんなことでも自分の思い通りで、どんなことでも出来る世界で思いっきり遊んで、外でどれだけ遊んでもまだまだ遊び足りなくて夢の中でも遊んでいた昔を思い出し、忘れていた思い出や想像に思いを馳せてみては?
02.大妻女子大学(チーム名:アントルメ)
代表者:井本舞香
メンバー:伊藤 茉梨乃、倉澤 あかり、齊藤 美里、島地 佑妃、筒井 夏海、恒川 紗理奈、中浦 美希、野邊 ななみ、前野 はづき、溝口 歩実
▼チームプロフィール▼
私たちは、大妻女子大学、社会情報学部、情報デザイン専攻の堤ゼミに所属しています。
チーム名には女子大生らしさを取り入れたく、女子大生が好きなデザートをフランス語にした、”アントルメ”というチーム名に。作品でも女子大生らしい、明るく華やかな表現ができるよう一生懸命制作に取り組みました。
作品名:Come on -四季の世界-
▼作品紹介▼
この作品のテーマは『四季』と『家紋』です。日本には、四季という概念があります。季節が変わるたびに食べ物や道端に生えている草木、気候が変化していくことに季節を感じる人は多いのではないでしょうか。
春は花が咲き、夏は祭りに行き、秋は月見をし、冬は雪を見る。そのように考えると一年を通して私たちはさまざまな景色や行事と共に生きています。そんな四季ごとの情景の変化や日常生活の潤いを日本独特の紋章、『家紋』のデザインを通して表現していきます。
家紋は古くから日本の生活とともに発展してきたので、日本で見ることのできる様々な道具、象徴、植物や動物を模したものがたくさん存在しています。家紋の多くはそのようなモノが形象化してできたものです。
この四季と家紋を組み合せことでどのような映像を作ることができるのか、私たちはそこに興味を持ち、この作品を作り上げました。
この作品では、家紋が鳥や灯篭、毬や雪の結晶となって、画面を舞います。プロジェクションマッピングの中にどのような家紋が使われているのかを想像したり、その家紋が本当にあるのか探したりしながら楽しみながらご覧ください。
03.東京造形大学(チーム名:MYUTO)
代表者:横山竜宜
メンバー:諸星 花織、内田 紅多、徳永 このみ、大沼 梓、浪越 健明 、飯田 花緒、田玉 強、持田 海斗
▼チームプロフィール▼
MYUTOは2017年に発足した東京造形大学メディアデザイン専攻に所属する5名とアニメーション専攻に所属する4名による専攻混合チーム。
作品名:さんかくをのぞくと
▼作品紹介▼
過去にタイムスリップしてしまった主人公が、七転八倒しながら、数々のトラブルをひたすら走って、乗り越えていきます。 シーンごとに画風を変えることで、時代の移り変わりを表現しました。
東京ビッグサイトを歴史の覗ける窓にしたので、窓の向こうに時代の流れを感じてください。
04.大阪芸術大学(チーム名:駄菓子屋ph8.0)
代表者:浅尾楽
メンバー:桑名未悠、鍜治朱音、研谷芙美、原蓮乃介、真田匡啓、大中 都波、多田萌那、赤楚 周平、実岡康平、櫛引豊
▼チームプロフィール▼
今年の春にマッピングを元とした映像表現をしていこうという事で集まったのが僕ら駄菓子屋PH4(弱酸性
全員がほぼ映像の初心者というなかなかパンク的なスタートダッシュを切っているのですが、チームミーテ際の制作では強い情熱のもとどうやったら楽しんでもらえるかどうやったら誰かの心へ私達の想いを届けられるのかという考えの中制作や活動をしています。始めたばかりだからこその私達にしかできない表現でこの沢山の想いを届け思います。
作品名:Life is Game
▼作品紹介▼
そこまで楽しくないと感じる日常。それに比べて楽しいゲーム。唯一入り込めるものがゲームで日常を放棄しやりこむ少年を主人公にしました。
そんな少年がとある理由でゲームの世界へ入り込むところから始まる作品です。
今回私達のチームはゲームをテーマにしました。
時代を問わず昔から今まで多くの人々が楽しむゲームをテーマに沢山の想いを込めました。日常を楽しくするのもつまらなくするのも自分の行動が大きく左右します。
今楽しいと思っているゲームをやるように少しだけ頑張って日常もゲームをするように楽しもうとしてみて欲しい。
05.多摩美術大学(チーム名:mappi)
代表者:田島鈴梨
メンバー:齋藤 俊希、臼井 達也、水戸 夏暉、柁原 沙也加、岸本 芽生
▼チームプロフィール▼
多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース2年のなかよし6人組。
作品名:sweets space dog fight
▼作品紹介▼
いつも仲良しな子犬の兄弟。おやつをめぐって宇宙船を飛び出しレースバトル!?とっても可愛くてちょっぴり不思議な惑星を猛スピードで駆け抜ける!果たしてレースの結果は、、、?制作メンバーそれぞれの個性や得意分野を存分に活かした作品。二つの逆三角形から成る特殊な投影面から覗く、迫力満点なレースをぜひ楽しんでいただきたい!
06.大同大学(チーム名:Harada:Lab)
代表者:林祐太郎
メンバー:青木 優京、坂 雄太、山本 謙友、アムセッチュン・トニー、土屋 みなみ
▼チームプロフィール▼
映像制作・企画担当:坂 雄太、林 佑太郎、青木 優京(大同大学 情報学部メディアデザイン専攻)
音楽制作:アム・セッチュン・トニー(名古屋音楽大学 映像音楽コース)
イラスト制作:土屋みなみ(トライデントコンピュータ専門学校 CGスペシャリスト学科)
作品名:Memory
▼作品紹介▼
作品のテーマは「日本の和」
毎年数多くのイベントが開かれる、日本の文化の中心地である東京ビッグサイトで、今もなお現代に強く根付いている日本の和の文化の力強さや魅力を、最新の表現であるプロジェクションマッピングを用いて表現する。
07.日本電子専門学校(チーム名:あなぐらむ)
代表者:中江 すもも
メンバー:工藤 睦実、黒田 輝人、WINT SHWE YEE LIN、寒川 釈品、小川 萌音、中山 叶都、山下 諒将、斎藤舜一、三浦 ももの、村井 遥香、塩塚 歩実
▼チームプロフィール▼
日本電子専門学校 CG映像制作科の1年生で構成されたグループである。
作品名:こねくしょん
▼作品紹介▼
しりとりという言葉の繋がり、見ている人を楽しませるという繋がり、たくさんの「繋がり」をイメージして作った作品である。私たちが作った作品をたくさんの人に見てもらうという繋がり、そしてそれを共有していく繋がり、身近なつながりを感じてもらいたい。そして見ている人たちにもしりとりの続きを予想してもらいたい。
08.多摩美術大学・日本工学院八王子専門学校(チーム名:八多摩模様)
代表者:熊田恵水、桜井 望海
メンバー:磯永 京一郎、今川 梨花、柴田 将希、杉山 沙羽、高塚 愛夢、堀井 野の花、柳田 珠希、山本 花、吉見 はな、猪瀬 菜々子、石井 杏奈、長尾 裕人、水野 巧登、勝山 依央理、菅 琴乃、内山 俊貴、中谷 汐里、兼 彬海、吉田 翔、牛島 ほのか、 小黒 香織、村田 空也、望月 郁花、松岡 未来、佐野 尚哉
▼チームプロフィール▼
多摩美術大学・日本工学院八王子専門学校生で構成されたコラボチーム。
作品名:Dreaming
▼作品紹介▼
この作品は、プロジェクションマッピングを利用して観衆に幻想的な世界を魅せることを目的としている。
主観視点の本作には、はじめに妖精が現れ、主観である観衆を様々な世界へ誘う。
登場する妖精は、好奇心の象徴であり、誰もが子供心に持っていた、物事に対する興味や関心を表している。
妖精が導く世界は、自分が小さくなったことから周りが大きく見える世界や、お城が登場するメルヘンチックな世界、カラフルなお花畑が登場する世界、時空が歪んでいる世界、スピード感溢れるネオンの世界、落ち着いた雰囲気漂うランプの世界など、それぞれが個性的かつ魅力的であり、また、それらの世界は、人間が成長していく中で出会う多種多様な人々や、その人々がもつ文化の暗喩としての意味も込めている。
そういった様々な世界を歩み、幻想的な体験をすることで、主人公、つまり観衆は映像作品を見ている間、まるで夢の中にいるような不思議な経験をすることになるだろう。
建物の構造を活かした映像にすることで、視覚に効果的に訴えかけることができ、より迫力が出て、観衆に臨場感を与えることができる。
映像を主観視点で制作することにより、観衆がより作品に感情移入できる仕組みとなっている。
音楽は、各世界観にあったものを独自に作曲しており、映像にあった音の強弱であったり、曲調など、音にもこだわって作っている。
今回、我々は日本工学院八王子専門学校と多摩美術大学の学生で構成されたチームであり、制作を進める上で、それぞれの良さをかけあわせた制作の仕方に挑んだ。
美術面、技術面ともに両校の得意とする分野で、それぞれが作品に貢献した形となっている。
本作品が、多くの人の心を動かし、非現実的な世界を体験させることを切に願って。
09.日本工学院八王子専門学校(チーム名:如月駅)
代表者:井手亮子
メンバー:赤坂晃奈、川村一真、齊藤大介、齊藤拓弥、高田瑞希、田中しおり、二瓶ほのか、狭間雅樹、増田和華、宮澤結乃、谷澤涼介、櫻井文也、渡邊大和、小黒香織、古謝雄大、小松碧、納富祐希
▼チームプロフィール▼
CG映像科の2年生とゲームクリエイター科CGコースの2年生の有志で集まった学生で構成されている。さまざまな表現方法の一つとしてプロジェクションマッピングという技術に触れようと結成された。
作品名:篝火狐鳴(こうかこめい)
▼作品紹介▼
狐面をつけると現実とは違う世界と繋がることが出来るという村の言い伝えがある。そして狐面をつけた少女は思いがけない再会を果たす。それは狐の思惑によるものなのか。再会から別れを経験するする少女の物語である。和柄と組子細工をバックのテーマとし、四季の景色と和柄を組み合わせにより美しい演出をめざした和風テイストで制作している。
10.デジタルハリウッド大学(チーム名:サプライズ松本)
代表者:松本豊
▼チームプロフィール▼
デジタルハリウッド大学3年生の松本豊一人で構成されたチーム。
作品名:BLACK
▼作品紹介▼
私たちは光が物体に反射し目に映ることで像を見ている。すなわち物体としての認知は存在の掴めない光と影に依存している関係であり真偽の判断もそれらにゆだねられている。東京ビッグサイトに光を上書きすることで虚実を現実にした。
11.New York University Abu Dhabi(チーム名:mir.a.qui)
代表者:Harshini J. Karunaratne
メンバー:Keira J. Simmons
▼チームプロフィール▼
ニューヨーク大学アブダビ校に通う4年生、Harshini J. Karunaratneとニューヨーク大学に通う4年生Keira J. Simmonsの二人からなるチーム「mir.a.qui」。
二人は映像と音楽を通じて、グローバルな視点から人間性を探るストーリー、作品を生み出し、これまで5カ国で作品を上映。
そして今作は、海を越えたコラボレーション作品第二弾となり、初めて東京で作品を披露する。
作品名:Life Cycle
▼作品紹介▼
桜が咲き、春の訪れを知らせる。ある少年がその桜の開花とその美しさに心とらわれる。だが、桜が散る時少年は不安に思い、ある大きな疑問に直面する。人生の意味とはなんなのか。桜のように美しいものがこれまで早く散ってしまうなら、人生そのものはどうなるのか?そして彼は様々な壁を乗り越えていく。
また春が訪れ、桜が咲き、少年は人生の循環を受け入れる。美しさは短命で、時に儚い。
この作品のテーマは仏教、ヒンドゥー教の教えである容認すること、執着から離れることです。輪廻転生に影響を受け、このコンセプトをわかりやすい切り口で表現しました。また、少年が成長を拒む様はピーターパンなどの童話から影響を受けました。東京ビッグサイトを少年に立ちはだかる壁に、可能性の庭に変身させます。想像で作られた、彼の前に現れる人生の障害物は受け入れることで克服し、当たり前だと思っていた小さな幸せを感じることができるようになります。そして桜は、儚い人生を象徴しています。