東京ビッグサイトを象徴する逆三角形の会議棟を舞台に、一次選考を経て最終審査にノミネートされた、海外校を含む全16チームが集結。
約4ヶ月に渡って制作したプロジェクションマッピング作品を高さ約30メートル、幅約94メートルの日本最大級のスクリーンにて上映し、熱い戦いが繰り広げられました。
また、5,580名の方にご来場いただき、大きな盛り上がりとなりました!
受賞作品については以下の通りです。
◆最優秀賞
学校名:京都精華大学
チーム名:mag(マグ)
作品名:魑魅魍魎(ちみもうりょう)
代表者:澤田広夢
メンバー:山口駿
■千原徹也様よりコメント
僕普段は広告とか作ったりしてるんですけど、クライアントからのテーマを端的にシンプルに作っていくということがとても大事です。
この作品は、今回の「JAPAN」というテーマにももちろん沿っているんですが、それだけではなく、審査の中で評価のポイントとして、技術とかCGの感じとかいろいろとあると思うが、そういった事全部忘れるぐらい高揚感がある、ああ、プロジェクションマッピングってこういうことだな、と思えるような映像を見させてもらいました。
実は僕は20点満点つけました。審査の対象というだけではなく、映像として楽しませてもらいました。
■澤田広夢さんより受賞のコメント
本当にありがとうございました。山口くんはとても不安だったようですけど、僕は最初から最優秀賞を狙ってたので(笑)今めっちゃ緊張してるんですけど、とても嬉しいです。
山口くんとしっかり頑張った成果がでて本当によかった。
◆優秀賞
学校名:首都大学東京
チーム名:SABAS(サバス)
作品名:余白(よはく)
代表者:臼井奎太
メンバー:阿部裕太、石川理子、猪上気広、高橋健太郎
■マッカンドレ・バリル様よりコメント
素晴らしい作品だった。審査員の中でもこちらのチームが一番テクニカルな部分は優れていたと全員一致していました。
シャープでテクニカルな部分を持ちながらも、とてもオーガニックな表現を実現しているのが印象的です。
特に日本庭園のシーンは細かいディティールまでこだわりが感じられ素晴らしかった。
■臼井奎太さんより受賞のコメント
光栄な賞を頂いて本当に嬉しく思います。制作のときも、本番の投影のときもすごく楽しく過ごすことができました。ありがとうございました。
◆優秀賞
学校名:デジタルハリウッド大学・東京工芸大学・日本大学
チーム名:まどろ3(まどろみ)
作品名:# Japan AM 0:00(ハッシュタグ ジャパン エーエム レイジ)
代表者:松本豊
メンバー:河村友紀、川口萌花、小島伊織
■川本康様よりコメント
前回前々回と2連覇中の松本くんが率いるチームということで、大変なプレッシャーがあったと思います。それを見事にはねのけての受賞、おめでとうございます。
審査員の中でも非常に評価が高かったです。技術的な面はもちろん申し分ない。
それに加えて豊かな発想がありました。ビッグサイトの建物がロボットに変身して戦うシーンが素晴らしい。
今後も我々の期待を裏切る素晴らしい作品を作り続けて下さい。
■松本豊さんより受賞のコメント
お疲れ様です。今評価していただいた期待を裏切って、というのはとても嬉しいです。
映像の演出の中にプロジェクションマッピングを組み込むということをやりたかったのでそれが伝わったのかなと思いました。ありがとうございました。
◆審査員特別賞
学校名:宝塚大学・東京電機大学
チーム名:Wakuching.(ワクチン)
作品名:ごはんをつくろう
代表者:秋田晴菜
メンバー:右近良平
■橋本大佑様よりコメント
今年はレベルが高くて、どうしても選べず、去年までは審査員特別賞が2チームのところ、3チームとさせてもらいました。おめでとうございます。
全体的にすごくシャープでかっこいい作品が流れている中、ひょっこり料理が出てきて気が緩んだというかほっこり笑えた。かわいらしくてほっこりしました。三角形を活かした部屋のデザインも良かったです。
日本人は料理が好きだなぁとしみじみ感じました。安心するというか親しみが湧いてすごくほっとする作品でした。
■秋田晴菜さんより受賞のコメント
ありがとうございます。すごくかっこいい作品に圧倒されながら見ていたのでこのゆるい作品が選ばれてすごくびっくりしています。
もともとちっちゃい子が楽しめたらいいなと思ってつくった作品で、上映中、うしろから「かわいい〜」と一言もらえて満足だったが、こういった賞までもらえて本当に嬉しいです。ありがとうございました。
◆審査員特別賞
学校名:国立大学法人信州大学大学院
チーム名:3ZUTAMA(ミズタマ)
作品名:紋様(もんよう)
代表者:千吉良祐弥
■マッカンドレ・バリル様よりコメント
とても素晴らしい作品だった。
まずはじめに1つお伝えさせていただきたいのでがこのアワードに参加すること自体がとても意義のあることです。賞を獲ることも大事だがまず皆さんが参加した事を誇りに思って欲しい。
クリエイティブにおいて、テクニカル面はとても大事だが、パッションを持って制作に取り組む事がとても重要と言えます。
彼はそのパッションをもって、たった1人で今回の制作に取り組んでいたことが印象的だった。
作品冒頭部分の細かい模様が積み重なったプロジェクションがあったんですが、そこのディティールの部分が特に素晴らしかった。
■千吉良祐弥さんより受賞のコメント
ありがとうございました。みなさんの作品を楽しませてもらいました。このような賞を頂けて本当に嬉しい。
受賞すると思ってなかったのでなにも考えていないんですが…細かいこだわりを評価してもらったことがとても嬉しいです。ありがとうございました!
◆審査員特別賞
学校名:日本電子専門学校
チーム名:WorkSpace(ワークスペース)
作品名:紅(あか)
代表者:赤海杏奈
メンバー:李相憲、 遠藤航輝、 菊池栞介、 髙栁優斗、 仲地宗聖、 村田緋乃里、 畑山知博、 金志善、 三枝大夢、 新谷真生、 田場優雅、 常天恩、 橋場優也、石川夏綺
■森内大輔様よりコメント
日本らしい配色にこだわったということで、赤、白、黒とすごく抑制された配色で魅力的なものを作っていました。
皆さん1年生ということでとても若いにもかかわらず、経験や知識がほかの皆さんより少ない中で、レイアウトや、アニメーション、構成など技術的な部分も素晴らしいところがありました。
紅(あか)は日本でいうと女性を表すもの。紅白歌合戦での紅組、白組なんていいますけども、振り返ると審査員全員男性、白組なんですが客席には半分ぐらい紅組がいる。
白組が頑張るのももちろんのこと、紅組のみなさんにも活躍いただいて、女性らしいしなやかな作品をつくってほしいという思いも込めて選びました。
■赤海杏奈さんより受賞のコメント
こんなに素敵な作品があるなかでこのような賞をいただけて嬉しい。
本当に一言になるんですが、本当にありがとうございました。とても楽しかったです。
また、企業賞として以下の作品が受賞いたしました。おめでとうございます。
◆企業賞(フジテレビ賞)
学校名:日本工学院八王子専門学校
チーム名:Amuse(アミューズ)
作品名:SHAPES(シェイプス)
代表者:清水悠馬
メンバー:足立光平、時吉功也、和田岳丈、川勝健斗、引地楓
最優秀賞には賞金50万円と、下記の副賞が贈呈されます。
・株式会社ワコム 「Wacom Cintiq Pro 13」 1台
・グランドニッコー東京 台場 「ガーデンダイニング ディナービュッフェ無料ペアご招待券」4組 計8名様分
若きクリエーター達のさらなる意欲と技術力の向上に向け、今後も取り組んで参ります。
引き続き【東京国際プロジェクションマッピングアワード】をよろしくお願いいたします!