恋文



作品名:恋文

 明日どうなるかなんて誰にも分からない。だけど想像せずにはいられない。これから誰と出会ってどう繋がっていくのか。私の明日、私たちの未来。ちょっぴり怖いし不安。だけどやっぱりワクワクする、ドキドキする。例えば「恋」。好きな人とつながりたい。ずっと一緒にいたい。この想いを伝えたくて思わず走り出してしまいそう。うまくいく…?失いたくない。大丈夫…?わからない。それでも、こんな時だからこそ悔いのないように全部伝えたい。あの時代のあの時のわたしの方法であなたに。

この作品は、見てくださっているあなたの心の中に残る素敵な「恋」を思い出しながら楽しんでいただきたいと考えた。そこで映像には実写とCG、音楽には心拍音を加えることで、見ていただいている皆さんに自己投影していただけるような構成にした。
実写シーンでは学生特有の授業中に小さなメモを回して会話をする懐かしい文化を用いた。そしてCGのシーンでは私たち先祖はどんな風に想いを伝えて来たのかを歴史をさかのぼりながら表現した。この作品のキーモチーフである糸電話は現代の私たちにも伝わる「繋がりを求める本能」を表現している。最後のシーンでは、あなたならではの未来を想像してみて欲しい。

突然広まった新型コロナウィルスにより予定していた楽しみが全部中止になった。そんな中私たちの楽しみは「つながること」であったと改めて感じた。今回の騒動でこれからどうなるのだろうと考えた時に、すでに繋がっている結び付きがどうなっていくのか、全く思いもよらない繋がりが不意に結びついたりするのか…。想像し始めたらなんだかドキドキして未来が少し楽しみになった。明日どうなるかなんて誰にも分からない。だから信じて生きていたい。Withコロナの時代を生きる同時代の方々への、私たちからのメッセージだ。

恋文


チーム名:MDlab./エムディーラボ

 私たちは東京造形大学の3年生でメディアデザイン専攻領域を専攻している。プロジェクションマッピングが大好きで、自分達も誰かの心に作品を届けたいと思うようになった。つまり今回が初のプロジェクションマッピング制作だ。私たちMDlab.は互いを受け入れ、高め合い、励まし合って、助け合いながら一本の太い糸になり、夢に向かって走り出したチームである。

学校名:東京造形大学/メディアデザイン専攻領域
代表者:御園生夏実/ミソノオナツミ
メンバー:塩野谷えりか、鶴岡崇博、堀田夕葵、宮本皐平、chokyuchu、NOH JUNWOO (全員3年)

東京造形大学

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