Vol.3作品 「墨が落つれば」


Vol.3 ノミネート作品

学校名:国立大学法人佐賀大学
チーム名:Mack’n’roll
作品名:墨が落つれば
代表者:石田楓
メンバー:井上菜々子、岡本楓、塚原琴美

▼作品紹介▼
和色、日本的配色に着目し、その色彩の持つモチーフとともに紹介していく作品になっている。映像に使われている色彩や配色構成には、昔から日本で親しまれているからであろう、しっかりと日本語で名前がついている。中には普段見かけるような色があるかもしれない。もしそんな色があれば、このプロジェクションマッピングが身近な和色を見つけるきっかけになってくれるだろう。 この作品で色彩を通して私たちが表現したかったのは、日本人から見た「Japan」のイメージだ。日本は日々移り変わりを繰り返している。今や「Japan」という言葉から連想される物は、伝統的な和文化だけでなくロボットやアニメなどのいわゆるクールジャパンまで、とても大きい広がりを遂げた。そんな日本の変化の中で、他でもない私たち日本人に染み付いて離れない「Japan」のイメージとは一体なんなのか。私たちはそこで、「色彩」にたどり着いたのだ。 普段の生活で目にする物、例えばポーチやアクセサリーや部屋の壁など、いろいろなものになんとなく「和」の雰囲気を感じることがあるだろう。私たちはそれを、私たちが小さい頃から慣れ親しんだ日本的色彩や配色に懐かしさ、心地よさを感じるからだと考え、その色、配色を私たち日本人にとっての「Japan」のイメージとして映像化した。 映像中には主人公が存在する。白黒で描かれた鳥獣戯画の兎だ。私たちはこの兎を「色を知らない」存在、普段日本的色彩についてあまり意識しない私たちの投影として登場させている。色を初めて知る兎の目を通して、新鮮な気持ちで身の回りの和色を見てみて欲しい。


▼チームプロフィール▼
佐賀大学を拠点に活動している4人組。チャレンジ精神を武器に多方面に活動中。

【東京国際プロジェクションマッピングアワード Vol.3】国立大学法人佐賀大学

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