Vol.2 審査員特別賞
作品名:Life Cycle
▼作品紹介▼
桜が咲き、春の訪れを知らせる。ある少年がその桜の開花とその美しさに心とらわれる。だが、桜が散る時少年は不安に思い、ある大きな疑問に直面する。人生の意味とはなんなのか。桜のように美しいものがこれまで早く散ってしまうなら、人生そのものはどうなるのか?そして彼は様々な壁を乗り越えていく。
また春が訪れ、桜が咲き、少年は人生の循環を受け入れる。美しさは短命で、時に儚い。
この作品のテーマは仏教、ヒンドゥー教の教えである容認すること、執着から離れることです。輪廻転生に影響を受け、このコンセプトをわかりやすい切り口で表現しました。また、少年が成長を拒む様はピーターパンなどの童話から影響を受けました。東京ビッグサイトを少年に立ちはだかる壁に、可能性の庭に変身させます。想像で作られた、彼の前に現れる人生の障害物は受け入れることで克服し、当たり前だと思っていた小さな幸せを感じることができるようになります。そして桜は、儚い人生を象徴しています。
学校名:New York University Abu Dhabi
チーム名:mir.a.qui
代表者:Harshini J. Karunaratne
メンバー:Keira J. Simmons
▼チームプロフィール▼
ニューヨーク大学アブダビ校に通う4年生、Harshini J. Karunaratneとニューヨーク大学に通う4年生Keira J. Simmonsの二人からなるチーム「mir.a.qui」。
二人は映像と音楽を通じて、グローバルな視点から人間性を探るストーリー、作品を生み出し、これまで5カ国で作品を上映。
そして今作は、海を越えたコラボレーション作品第二弾となり、初めて東京で作品を披露する。