Vol.3審査員特別賞「紋様」


Vol.3 審査員特別賞

学校名:国立大学法人信州大学大学院
チーム名:3ZUTAMA
作品名:紋様
代表者:千吉良祐弥

▼作品紹介▼
青海波や矢絣に代表される紋様は、1000年以上の歴史をもつ紋様がある一方、シンプルで平面的な幾何学模様のデザインは、現在でも着物等の衣類だけでなく日用品にも用いられ日本のみならず、世界中の人に愛されている。
紋様は波・竹などの自然物や、矢・毬などの道具をモデルにして平面的にデフォルメし、幾何学的に配置したものが多い。日本は、漢字の元となった象形文字のように、実際に存在する物を平面的にデフォルメして表現する文化が根付いているため、紋様のモデルやなりたちを理解することができる人が多い。一方で、海外の方は幾何学模様の美しさは理解できるが、紋様のモデルやなりたちが何なのか理解することが難しい可能性がある。
そこで本企画では、東京ビックサイトと紋様の両者に共通する幾何学模様をプロジェクションマッピングでかけ合わせ、紋様のモデルとなった物と紋様とのつながりやなりたちを動的に表現する作品を企画する。この企画を通して、国や年齢を問わず様々な人に体感的に紋様への理解をしてもらい、同時に紋様のすばらしさの再発見してもらえるようなプロジェクションマッピング作品を企画する。そして日本の文化発信拠点である東京ビックサイトから、紋様を通して“Japan”の文化を発信し、全世界の人に”Japan”のすばらしさを再認識してもらう。


▼チームプロフィール▼
独学で一人映像制作を続けてきた大学院生。

【東京国際プロジェクションマッピングアワード Vol.3】国立大学法人信州大学大学院

■マッカンドレ・バリル様よりコメント
とても素晴らしい作品だった。
まずはじめに1つお伝えさせていただきたいのでがこのアワードに参加すること自体がとても意義のあることです。賞を獲ることも大事だがまず皆さんが参加した事を誇りに思って欲しい。
クリエイティブにおいて、テクニカル面はとても大事だが、パッションを持って制作に取り組む事がとても重要と言えます。
彼はそのパッションをもって、たった1人で今回の制作に取り組んでいたことが印象的だった。
作品冒頭部分の細かい模様が積み重なったプロジェクションがあったんですが、そこのディティールの部分が特に素晴らしかった。

■千吉良祐弥さんより受賞のコメント
ありがとうございました。みなさんの作品を楽しませてもらいました。このような賞を頂けて本当に嬉しい。
受賞すると思ってなかったのでなにも考えていないんですが…細かいこだわりを評価してもらったことがとても嬉しいです。ありがとうございました!

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