Vol.2 ノミネート作品
作品名:Dreaming
▼作品紹介▼
この作品は、プロジェクションマッピングを利用して観衆に幻想的な世界を魅せることを目的としている。
主観視点の本作には、はじめに妖精が現れ、主観である観衆を様々な世界へ誘う。
登場する妖精は、好奇心の象徴であり、誰もが子供心に持っていた、物事に対する興味や関心を表している。
妖精が導く世界は、自分が小さくなったことから周りが大きく見える世界や、お城が登場するメルヘンチックな世界、カラフルなお花畑が登場する世界、時空が歪んでいる世界、スピード感溢れるネオンの世界、落ち着いた雰囲気漂うランプの世界など、それぞれが個性的かつ魅力的であり、また、それらの世界は、人間が成長していく中で出会う多種多様な人々や、その人々がもつ文化の暗喩としての意味も込めている。
そういった様々な世界を歩み、幻想的な体験をすることで、主人公、つまり観衆は映像作品を見ている間、まるで夢の中にいるような不思議な経験をすることになるだろう。
建物の構造を活かした映像にすることで、視覚に効果的に訴えかけることができ、より迫力が出て、観衆に臨場感を与えることができる。
映像を主観視点で制作することにより、観衆がより作品に感情移入できる仕組みとなっている。
音楽は、各世界観にあったものを独自に作曲しており、映像にあった音の強弱であったり、曲調など、音にもこだわって作っている。
今回、我々は日本工学院八王子専門学校と多摩美術大学の学生で構成されたチームであり、制作を進める上で、それぞれの良さをかけあわせた制作の仕方に挑んだ。
美術面、技術面ともに両校の得意とする分野で、それぞれが作品に貢献した形となっている。
本作品が、多くの人の心を動かし、非現実的な世界を体験させることを切に願って。
学校名:多摩美術大学・日本工学院八王子専門学校
チーム名:八多摩模様
代表者:熊田恵水、桜井 望海
メンバー:磯永 京一郎、今川 梨花、柴田 将希、杉山 沙羽、高塚 愛夢、堀井 野の花、柳田 珠希、山本 花、吉見 はな、猪瀬 菜々子、石井 杏奈、長尾 裕人、水野 巧登、勝山 依央理、菅 琴乃、内山 俊貴、中谷 汐里、兼 彬海、吉田 翔、牛島 ほのか、 小黒 香織、村田 空也、望月 郁花、松岡 未来、佐野 尚哉
▼チームプロフィール▼
多摩美術大学・日本工学院八王子専門学校生で構成されたコラボチーム。